”留年は破滅じゃない”に乗っかる「昔悪やってました勢」は一回冷静になろう?

お気軽に、宜しくお願い致します。やる気、でます。

読者になる

f:id:OnomimonO:20161021214510j:plain

最近京大が公式に発表した留年は破滅ではないですよ、大学のシステム上2割はそうなるようになってますから、これはこちらの責任です。という旨の記事。

headlines.yahoo.co.jp

これに対して肯定的な意見が多く見られます。僕も数字的には、必要以上に深刻に捉える必要はないと思いますし、この声明には京大の優しさを感じます。

 

しかし僕はこの記事をNewsPicksで見たのですが、なんだか世の中には留年肯定派だけでなく、「留年至上主義」なる人々がいることに気づきました。
結果としての留年にめげることなく、生きていけよ!!というのが京大のメッセージであるのであって、留年したほうが、タモリとか、まあ大物になれるよ。ということではないはずなのですが、「昔悪やってました」よろしく「昔ダブりました」自慢が多発していました。

人より時間をかけるということ

休学、浪人という選択

僕は現役で大学に入学して、4年生の代から休学をしています。 休学に至るまでには紆余曲折あったのですが、結果的に良かったと思っています。

また、僕は浪人についても肯定的です。 大学受験はチャンスが一回きりで、運にも左右されます。 「早慶は運要素あるとか甘え」とか言いますけど、ありますよ、運要素。完全な学力主義なのだと主張するのでしたら、一回高田馬場のロータリーを見に行ったほうがいいです。猿ばっかりです。たまに電柱とか登って叫んでますから、文字どおり猿です。ていうかまあ猿でももう少し分別があると思います。

学歴が一番大事だとは全く思いませんが、自分に挑戦するという意味での1年間は、自省をする期間にもなりますし、アルバイトをしながら、もしくは宅浪であればほぼノーコストでの浪人は可能です。(もちろん社会に出た後の1年間が遅れてしまうという意味でのコストは伴いますが)

留年はただの怠慢だろう。オブラートに包むなよ。

しかし留年は上記とは一線を画します。 自分から選んだ結果ではない 就職失敗からの計画留年でない限りは、基本的には受動的な結果となるのが留年です。自ら選んだ結果ではないので、時間の生産性も低いです。

少し本題から外れますが、就職留年の方も、一般的な大学であれば単位履修後も卒業ではなくて休学はできるので、就職留年するなら就職休学したほうがいいですよ。事務所としては都合が悪いので教えてくれませんが、可能です。

留年は次につながらない

当然ですが、学業をおろそかにしたことによって留年しているはずなので、学校に行って講義を受けなければなりません。それも集中して。 そんな中での一年(もしくは半年)が生産的になるでしょうか?ならないでしょう。

あなたの留年、いくらですか?それ誰が払いますか??

「俺4留したけど今快活に、いいキャリア積んでるからwww」というのはあくまで一つのサンプルに過ぎず、森を見て木が見えてません。要するに主観です。

客観的に見ると、私立であれば学生がアルバイト就業において、扶養内で稼ぐことができる103万を超える圧倒的なコストがかかります。

留年したからって落ち込むことはないよっていうのはわかるんだけど、それに集まって寄ってくる昔悪やってました勢は慎んでいただきたい。 それは、かっこ悪い大人、の最たるものです。

寄り道をしたければ、単位をとって休学すればいい。お財布にも優しいし、できることも違います。

かっこいい大人は、爪をかくす

そのようなエピソードを素敵に見せる方法があります。 隠すことです。

素敵な大人は多くを語らない。 うーんこのブーメラン感。。。

 

 

発達障害に気づかない大人たち (祥伝社新書)

発達障害に気づかない大人たち (祥伝社新書)